⚠サポートのお願い⚠
スポンサーリンク

【第5回】那覇の景観資源-安次嶺~奥武山周辺

前置き

「那覇の景観資源指定候補」の現状をシリーズで紹介します。

那覇の景観資源(都市景観資源)とは?
「都市景観の形成上重要な価値があると認められる樹木や石垣、拝所、建築物などを対象として、都市景観資源指定候補の選定を行い、所有者の同意を基に那覇市が指定した物件(資源)」のことをいいます。
第1回~6回景観資源指定候補集(PDF/8.9MB)
那覇の都市景観資源指定物件(PDF/2.5MB)

記事を書くにあたって4つの注意事項。
1、個人所有の物件は撮影許可等が発生するので紹介しません。
2、公園や街路樹などの所有者が公の物件のみを紹介します。
3、不定期で景観資源シリーズ記事を更新します。完結するかは不明です。(ここ重要)
4、景観資源指定候補集では、ナンバリングが地区を跨がりバラバラでうたれています。当ブログでは順不同で紹介します。

僕が見た印象を5段階で評価します。
5→選定当時と比べ、ほぼ変わらず残っている状態。
4→選定当時と比べ、変化が見られる状態。
3→選定当時と比べ、大きく変化が見られる状態。
2→選定当時と比べ、大きく変化見られる上に存続が危ぶまれる状態。
1→存在しない。

「景観資源候補」の中から「都市景観資源」に指定された物件は(都市景観資源)と記載しています。
これまでに更新した「那覇の景観資源シリーズ」のブログ記事はこちらをクリック

No.73

No.73:御物城
場所:垣花町(Googleマップ)
所見:琉球王国時代の公庫である。那覇港のランドマークとなっている。
選定:1993年(平成5年)
状態:2
YouTube:0:08~

一言メモ:存続が危ぶまれる状態にあります。
終戦から現在に至るまで、米軍那覇軍港内にあり放置されている状態が続いています。
写真から見てもわかるように、石積みの拱門は鉄パイプで支えられており、崩れている箇所も目立ちます。いつ崩壊してもおかしくない状態です。
那覇軍港は浦添市西海岸への移設が議論されていますが、県・那覇市・浦添市の三者協議の進捗が芳しくありません。
移設が決定し返還される日までは、崩れずに耐えてほしいです。
県・那覇市は早急に保存作業に取り組んでほしい。

No.86

No.86:安次嶺のシーサー
場所:選定当時は宇栄原2丁目(Googleマップ)→現在は安次嶺の御嶽(Googleマップ)
所見:約300年前につくられ、戦世を生き抜いた歴史を感じさせる。
選定:1993年(平成5年)
状態:5
YouTube:選定当時0:29~ / 現在1:07~

一言メモ:今もほぼ変わらず選定当時の状態で残っています。
選定当時は小禄中学校裏門の側にある森(安次嶺金満御嶽)に置かれていましたが、現在は安次嶺の御嶽に移されています。
那覇駐屯地や空港周辺は米軍の接収や戦後の開発などが原因で、御嶽や井泉が移設されまくっています。この獅子もその渦中にいたのでしょう。
人が起こした戦争や開発のせいで、何百年も土着していた神が無理やり排除され、安次嶺の御嶽にぎゅうぎゅう詰めに集約されています。すごい罰当たり。

No.97

写真を拡大する

No.97:がじゃんびら公園から四方八方を見渡す(都市景観資源)
場所:字小禄(Googleマップ)
所見:軍港・御物城・市街地・首里城・慶良間・小禄金城の町並みが一望できる。
選定:1995年(平成7年)
状態:5
YouTube:1:45~

一言メモ:那覇市街地・小禄金城の町並みは激変しましたが、選定当時の景観が残っています。
見晴らしが良いことから、沖縄戦当時には高射砲が設置されており、10・10空襲では米軍機を1機撃墜したという記録も残っているそうです。→参考記事
現在は公園展望台に整備され、平和の願いを込め、美空ひばりさんの歌碑「花風の港」が設置されています。

No.129

No.129:田原公園のウヮーフール(都市景観資源)
場所:小禄金城地区(Googleマップ)
所見:ウヮーフールは生活文化の歴史を知るうえで大切なものである。
選定:1997年(平成9年)
状態:5
YouTube:2:10~

一言メモ:今もほぼ変わらず選定当時の状態で残っています。
フールとは、豚の飼育小屋を兼ねた便所のことです。
中国から伝来したとされ、屋根は石造アーチ形・茅葺き・瓦葺などがあったそうです。
床は基本的に石敷きで、前方にトゥーシヌミー(東司の穴)と呼ばれる今で言うトイレの穴があり、そこに人間が用を足し、豚が人糞を餌として処理していました。
大正時代には衛生上問題があるとして、排除されていきました。
田原公園のこのウヮーフールは、屋号フェーメーシチャグイ家にあったものです。

最新情報

那覇市の広報紙「なは市民の友」2019年2月号に「都市景観資源の指定」に関する記述がありましたので紹介します。

那覇都市景観条例第25条「都市景観の形成上重要な価値があると認められるものについて、都市景観資源として指定することができる」に基づき、今年度新たに4件の指定を行いました。
「首里寒川町のヤージューと石垣」
「ミーヌシンと樹木」
「山川自治公民館のガジュマル」
「玉那覇味噌醤油工場の石垣」

当ブログではまだ紹介していませんが、今後順次紹介していきます。お楽しみに。

記事中の情報

那覇の景観資源指定候補集(8.9MB)→こちら
那覇の都市景観資源指定物件→(2.5MB)→こちら
「那覇の景観資源」Googleマイマップ→こちら

代表してNo.73「御物城」の地図を掲載します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました