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首里城御内原が復元された

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首里城の歴史

観光名所として名高い首里城。
正確な年代は不明ですが13~14世紀頃に創建され、築城主なども不明です。
1406年(三山時代)佐敷按司尚巴志中山王武寧を倒し、父尚思紹王中山王に即位させます。以降、琉球国支配の中心地として、第一尚氏第二尚氏最後の王尚泰まで約450年間居城として使われました。(第一尚氏7代64年、第二尚氏19代411年)

察度王統時代に大修築が行われとされ、1427年に尚巴志が龍潭を作り庭園を整備します。
第一尚氏5代尚金福王が崩御後、世子の志魯(しろ)と金福の弟布里(ふり)が王位を巡り争います(志魯・布里の乱)。その際に首里城は全焼します。
志魯、布里は共に争いで薨れ、尚巴志の末子尚泰久が6代王に即位します。泰久は城内の建造物を再建し、仏教に帰依し城下に寺や末吉宮を創建します。また正殿に銅鐘(万国津梁の鐘)を懸けます。
王朝は第二尚氏へ移り、3代尚真王が菩薩寺である円覚寺、王統の陵墓である玉陵円鑑池(弁財天堂)大龍柱北殿歓会門久慶門園比屋武御嶽石門など多くを創建します。
4代尚清王龍樋守礼門を建設。
1609年薩摩侵入後は、薩摩の役人を接見するところとして南殿を建設しますが、1660年9月27日正殿とその他が全焼。その頃の王府財政は困窮していたこともあり、再建は12年後の1672年に行われます。
1709年に再び、正殿・南殿・北殿が焼失しますが、島津の寄賜がありすぐに再建。
1753年に寝廟殿、世添御殿が創建、1768年には正殿の大修理が行われます。
1872~1879年、琉球処分が行われ、首里城は明け渡すこととなります。
1923年、取り壊し寸前だった正殿を伊東忠太鎌倉芳太郎らの尽力により保存され大修築が行われます。その2年後の1925年に国宝に指定されます。
1933年には歓会門、瑞泉門白銀門、守礼門、円覚寺も国宝に指定。
しかし、沖縄戦で日本軍第32軍司令部が首里城の地下につくられ、それに伴い米軍の砲爆撃に遭い破壊されてしまします。
戦後、首里城を含む周辺の文化財の復元が行われ、1992年に首里城公園として一部が開園。
2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として首里城跡、園比屋武御嶽石門、玉陵などが世界遺産に登録。
2018年10月19日、玉陵が国宝に指定。
2019年2月1日、御内原(うーちばら)の復元が完了し開園。
→首里城公園ほぼすべての復元が完了。

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御内原とは?

出典:首里城公園説明板より

首里城で最も主要な建物が正殿(御百浦添(ウムンダスィー)・国殿)です。主に国王が政務を執ったり、重要な儀式などで使用されていました。
国王や王妃、王族、女官たちが日常生活をおくる空間は正殿の裏にあり「御内原(うーちばら)」と呼ばれました。王家以外は男子禁制で、江戸城の大奥に近い空間です。

御内原を構成する主な建物は、国王と王妃の居間「黄金御殿(くがにうどぅん)」、国王の個人的座敷「二階御殿(にーけーうどぅん)」、女官たちの詰所「女官居室」、未婚の王女の居室や即位の儀式を行う「世誇殿(よほこりでん)」、国王の崩御後に霊柩を安置する「寝廟殿(しんびょうでん)」、王族の料理を準備する「寄満(ユインチ)」、東端の物見台「東(アガリ)のアザナ」などがあります。
→詳しくは首里城公園HP「新エリア施設紹介」を見てください
※寝廟殿や金蔵は不明な点が多く復元されていません。

写真

↑御内原への表門「淑順門」

↑女官居室(鉄の扉が残念)

↑世誇殿(自動ドア仕様、中は現代風の休憩所)

↑寄満(ユインチ)

↑白銀門(別名:しろがねうじょう) 寝廟殿に続く門

↑東のアザナからみた正殿の裏側、慶良間も一望できる

↑東のアザナからは神の島久高島も見ることができます

↑湯屋(風呂場)

↑1937年に撮影された白銀門(出典:首里城公園説明板より)

↑遺構と復元の境

建物としては復元されていますが、内部の仕様は超現代風。資料が乏しいので内部まで復元することは難しいのでしょう。
なんだろう・・・・・首里城全体的に言えることなんですが、外観はいい感じだけど、中身はガッカリ感あるよね。あと入場料が高すぎ。

2018年に運営が国から沖縄県へ移管され、2019年2月から試験的に70歳以上の県民は入場無料になっています。
県には頑張ってもらって、歴史に触れる機会を増やすためにも、県民の入場料は安くしてほしいなぁ~。
大人820円は高すぎるなぁ。

記事中の情報

首里城公園HP→こちら
首里城公園「新エリア開園」→こちら
住所:沖縄県那覇市首里金城町1丁目2

WEBチケット購入→こちら

  大人 高校生 小中校生 6歳未満
一般(20人未満) 820円 620円 310円 無料
団体(20人以上) 660円 490円 250円
年間パス 1640円 1240円 620円

※記事更新時点

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この記事を書いた人
まぁびぃ

ハンドルネーム:まぁびぃ。
1995年1月30日、沖縄県那覇市出身。
2007年から2017年までは、Amebaでブログ運営をしていました。
現在は、WordPressで運営しています。
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