辻ジュリ馬の由来
現代の那覇市辻界隈は風俗店が立ち並ぶ大人の街ですが、琉球王国時代から戦前にかけては「遊郭」がありました。
遊女はジュリ(尾類・侏)と呼ばれ、売春や性交渉だけではなく、芸能や料理でもお饗しをする本土の遊郭と変わらない感じだったそうです。→Wikipedia – 辻(那覇)
廓に入ったジュリ達が、家族と会うため「ジュリ馬行列」を計画し、見物客に紛れた家族と年に一度だけ会える日でもあったそうです。→コトバンク – ジュリウマ ※一説です。
ジュリ馬祭りは、旧暦1月20日(二十日正月)後の日曜日に行われます。
一度は途切れたこともありましたが、2000年に復活し、今は那覇三大祭の1つに数えられるほどの祭りとなっています。
2018年は3月25日に奉納演舞が行われました。
写真集
演舞の写真集
色鮮やかな装飾と華やかな芸能ですが、昔の遊女たちは「家族のため」と廓に入ったのでしょう。
女性の悲しい歴史なのかもしれませんが、遊郭で花開いた文化は琉球そして沖縄に大きな影響を与えたことでしょう。
鎮魂と文化芸能の継承、素晴らしい祭りです。
記事中の情報
住所:沖縄県那覇市辻2丁目8-8(辻遊郭開祖之墓)
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