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旧暦1月20日(二十日正月)辻ジュリ馬の神事

2019年2月24日は旧暦1月20日でした。二十日正月(ハチカソーグヮチ)です。
正月行事の祝い納めで、豚肉を食べ尽くしカーミ(甕)を洗うので「カーミアレー(甕洗い)正月」とも呼ばれます。

辻の尾類

↑2018年3月25日撮影

那覇市辻にかつてあった遊郭では、馬の頭の作り物を身につけた馬舞者(ンマメーサー)と呼ばれる舞妓の一団を中心に、華やかに着飾った尾類(ジュリ)たちが郭内を踊り回り、見物客を集めました。それを「ジュリ馬行列」といいます。
戦後は、財団法人辻新思会や料亭によって復興と継承がなされています。

尾類(ジュリ)とは、遊女・娼妓のこと。発生の歴史は不明ですが、中国との交流が盛んであったころ(14世紀)から存在したといわれています。
薩摩侵入(1609年)後、貢租の取立が厳しくなり、農村の貧困家庭では娘が身売りをする例が多くなり、私娼が増えたため、1672年(尚貞4)に羽地朝秀によって辻・仲島周辺に遊郭が作られました。
尾類売り(辻売り)で遊郭にやってくるのは10歳未満の幼女が多く、買ってきた子(コーイングヮ)・養ってる子(チカネーングヮ)・尾類の卵(ジュリヌクーガ)と呼ばれました。
行儀作法や芸事を徹底的に仕込まれ、14~15歳頃にハチカラジ(初髪)を結います。(=初めて客をとること)
それまでは台所の隅などで寝起きしていましたが、客をとって初めて部屋を与えられました。
明治30年代の新聞には尾類の数は約900人いたと記載されています。

沖縄戦(10・10空襲)で遊郭は焼き尽くされ、歴史に幕を閉ざします。その際、尾類の一部は慰安婦として徴用されました。

家族のため幼く身売りした女性たちの悲しい歴史です。
しかし、辻・仲島遊郭から花開いた文化が多々あるのも真実です。(琉歌や歌人輩出など)
華やかな祭りと同時に、強いられた女性たちの鎮魂を祈ります。

神事

今年(2019年)のジュリ馬祭りの日程は
2月24日が神事。3月31日が奉納演舞となっています。
ってことで、僕も神事の見学へ行ってきました。
僕が到着したときには神事は後半に差し掛かっており、あまり見学できなかった。

↑拝み

↑辻の開祖が祀られています

↑ご馳走やウチカビ、果物、お酒等をお供え

↑辻遊郭開祖之墓

↑祭りを仕切る、財団法人辻新思会の事務所にはミルク神が祀られています

昨年2018年3月25日に更新した「辻ジュリ馬祭り」も合わせて見てね→こちら

記事中の情報

那覇市観光協会「ジュリ馬祭り」→こちら
住所:沖縄県那覇市辻2丁目-8-8(辻開祖之墓)

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