2021年も「トックリキワタ天野株」が開花しています。
この木は、那覇都市景観資源に指定されており、日本最古のトックリキワタです。樹齢は56年。
トックリキワタ天野株
1964年10月に琉球政府農林局の天野鉄夫氏が南米ボリビアから5-6粒の種子を持ち帰り、翌年県内で初めて発芽した苗を那覇市繁多川の自宅の庭先に植えて成長したものです。6年後の1970年の開花をスタートに、咲き誇るように鮮やかなピンクの大柄の花を色濃く咲かせ、亜熱帯庭園都市那覇の穏やかな秋の街並みを演出し続けてくれました。
トックリキワタとは天野氏による命名で、一般的には天野株として知られるようになり、大胆細心なピンク色の花の魅力になり、これまで約40年の間に全県下の街路樹、公園樹として広まり今日に至っております。
植栽から約40年を迎え、幹や枝が大きく成長し天野氏邸での生育が困難となったため、那覇市が景観木として、2005年3月におもろまちに移植した。引用:天野株前の碑
2019年、2020年と過去2年に渡り当株の開花状況をお伝えしてきました。
今年は枝ぶり、開花状況ともに改善しており、蕾も多数確認できました。
トックリキワタ天野株が2020年も開花
那覇市おもろまち、新都心公園にある「トックリキワタ天野株」が2020年も開花しました。当株は那覇都市景観資源に指定されており、日本最古とおもわれるトックリキワタです。
トックリキワタ天野株が開花
那覇市おもろまち、新都心公園にある「トックリキワタ天野株」が開花しています。当株は那覇都市景観資源に指定されており、日本最古とおもわれるトックリキワタです。
写真
↑昨年より多く開花している
↑綺麗なピンク色
↑多数の蕾が確認でき、更に開花する可能性。
記事中の情報
那覇市都市景観賞・景観資源について→こちら
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