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新那覇市民会館について-その2

2016年10月12日に閉館された市民会館

その後

2018年3月17日に更新した「新那覇市民会館について」の続編です。

2018年10月21日に投開票された那覇市長選挙では、現職の城間幹子さんが相手候補の翁長政俊さんを大差で破り再選を果たしました。(2期目続投)
選挙戦でも争点となった、那覇市文化芸術発信拠点施設(以下、新那覇市民会館)に関する両者の主張は下記のようなものでした。

城間幹子さん →「新文化芸術発信拠点施設の建設を進め、伝統文化の継承と新たな文化芸術を発信します。」と題し「県都である特性を活かした本市の新たな文化の殿堂、沖縄の伝統文化の発信拠点となる新文化芸術発信拠点施設の2020年度末の完成を目指します。」と主張。
“県内随一の都市型公共劇場” 、 “1600席 高機能” と現行案を押していました。

翁長政俊さん →公開討論会ではこのように述べていました。(琉球新報より引用)
「本来であれば、あの地域に市民会館をつくることは交通大渋滞を招く恐れがあるため、疑問に感じている。しかし、城間市長が市長選挙の後に発注していただけるのであれば、対応することが可能だったが、市長はすでに一部の発注を議会に提案している。議会が4日に議決する動きになっているので、議会で可決されたものについて、私が言及することは非常に難しくなる。工事の受注者が出てきて、言及すると問題が出てくる。この選挙が終わった後に、私に委ねることになれば対応していきたい。」

翁長政俊さんが述べているように、10月4日の那覇市議会9月定例会で下記の4つの工事請負契約が賛成多数で可決されました。

工事名称那覇市新文化芸術発信拠点施設建設工事(建築)
受注者國場組・大米建設・金城キク建設・ニシダ工業共同企業体
契約金額7,803,000,000円
工期2018年10月4日~2021年3月23日
工事名称那覇市新文化芸術発信拠点施設建設工事(電気)
受注者金城電気工事・八起電設・カイ総合設備共同企業体
契約金額988,478,640円
工期2018年10月4日~2021年3月23日
工事名称那覇市新文化芸術発信拠点施設建設工事(機械・1工区)
受注者オカノ・太閤建設・沖縄計装共同企業体
契約金額1,107,751,680円
工期2018年10月4日~2021年3月23日
工事名称那覇市新文化芸術発信拠点施設建設工事(機械・2工区)
受注者東洋設備・東邦・久建工業共同企業体
契約金額663,800,400円
工期 2018年10月4日~2021年3月23日

那覇市新文化芸術発信拠点施設建設工事に係る工事請負契約の締結についてより引用

写真と動画

↑新那覇市民会館建設予定地前の道路

↑建設地(12月3日に安全祈願祭が行われた)

↑真和志支所(現市民会館跡地には、真和志支所複合施設が建設予定)

↑2018年10月~12月(約1ヶ月間)を不定期で撮影。夕方は渋滞してる印象です。

那覇市議会では?

新那覇市民会館に関する市議会での質疑応答をまとめてみました。
故翁長雄志前知事が那覇市長の時代から新市民会館は計画されていました。

※以下、質疑応答の文章は、那覇市議会会議録より引用しています。
※文章中、省略してる箇所があります。全文は各会議録のリンクより確認ください。

平成22年(2010年)2月定例会-2月16日

(翁長雄志市長(当時)平成22年度施政方針)

翁長市長(当時):市民文化の拠点施設である市民会館の早期建替えに向け、整備基金の設置など具体的な調査・検討を進めます。
※市民会館の老朽化が度々議題に上がっていた。
※2010年度より、年3億円の建設基金を積み立てる。
ー議会録はこちらより引用

平成22年(2010年)2月定例会-2月22日

(安慶田光男議員の市民会館建て替えについての質問に対する市民文化部長(当時)の答弁)

市民文化部長(当時):那覇市民会館は復帰前の1970年に建設され、年々老朽化が進行していることもありまして、平成19年度に耐力度・設備老朽度調査を実施したところでございます。
調査結果の総合所見として、耐力度については4,041点という著しく保存度評価の低い数値が出ております。
設備の老朽度につきましては、設備・機器類の大半が耐用年数を超過しているため、様々な面で利用者に不便を与えていると推察できる結果でありました。
調査のまとめといたしまして、早急に大規模なリニューアルもしくは建て替え計画を作成する必要があるという結果でございました。
(中略)
建て替え場所については、現敷地と別敷地の両案を考えましたが、現敷地での建設は県有地を賃借しているため、用地取得の必要性が考えられること、駐車スペースが狭あいであるという交通アクセスの問題、施設の解体から建設までの約2年間、市内において同規模の大ホールを備えた文化施設が利用できなくなるという文化活動上の市民への影響など、幾つかクリアしなければならない課題を抱えているものと認識をしているところです。
場所の選定につきましては、活用可能な公共用地などを含めて、全体的なまちづくりの計画の中で総合的に検討していく必要があるものと考えております。
最後に、資金的なめどにつきましては、計画案では建設費用として約50億円程度を試算しておりますが、新年度の22年度中には、市民会館建設のための基金を創設していく中で、建設に向けた条件整備を行っていくことにしております。
(以下略)
ー議会録はこちらより引用

平成23年(2011年)12月21日、「久茂地小学校を存続させる会」(東恩納寛治会長)との初の意見交換会で、久茂地小跡地に市民会館を建てる構想を翁長市長(当時)が明らかにする。
平成24年(2012年)2月定例会-02月27日

(渡久地政作議員の新市民会館についての質問に対する翁長市長(当時)の答弁)

翁長市長(当時):老朽化した現市民会館にかわる新市民会館の建設は、大きな課題の1つとなっております。このため、建設基金を設置して、平成22年度から毎年度3億円を積み立てていくことにしております。
(中略)
教育委員会における、久茂地・前島両小学校の学校統合の決定を受け、市では、久茂地小学校の跡地利用について本格的に検討する時期がきたと考えております。議員ご承知のとおり、学校統合につきましては、「久茂地小学校を存続させる会」の方々からの要望もあり、私としても、まず、この団体の方々と話し合うことが必要と考えております。
このため、去る12月21日に当該団体の代表者の方々と膝を交えて意見交換を行う場を設けました。その際、団体のほうから、ぜひとも跡地利用についての市長の考えを伺いたいとの要望があり、市政の負託を受けた者として、あくまで市長としての構想の1つであると前置きした上で、久茂地小学校跡地への新市民会館と児童館、コミュニティ施設等の複合施設建設の構想を表明いたしました。またあわせて、現市民会館の跡地については、老朽化した真和志支所と中央公民館・図書館等、そして中核市移行により機能強化が求められている教育研究所を含めた複合施設の建設構想を説明しております。
(以下略)
ー議会録はこちらより引用

平成24年(2012年)9月定例会-9月10日

(屋良栄作議員の久茂地小と前島小の統廃合についての質問に対する翁長雄志市長(当時)の答弁)

翁長市長(当時):(前略)学校統合後のいわゆる跡地利用については、まちづくり全般を担う市長の責務として、私が主体的に関与しなければならないと考えております。
跡地利用を考えるに当たっては、大局的かつ多角的な視点が重要であり、市全体のまちづくりに資する機能と、久茂地地域のコミュニティの発展に寄与する拠点機能、双方の機能が求められるものと認識し、既に地域住民との対話を丁寧に重ねているところであります。
具体的な跡地利用については、私は現在高い稼働率を誇るものの、老朽化による建て替えが必要になっている市民会館が最適であると考えております。
その理由は、本市の国際通りを中心とした中心市街地は、今のところ観光客でにぎわいを見せておりますが、ひとたびリーマンショックなどの世界的な景気変動などが起これば、たちまち大きな影響を受けると憂慮するからであります。
同時に、市民の中心市街地離れが進む現状も見過ごすことはできません。国際通りなどの中心市街地への人の流れとにぎわいを生み出すためには、やはりその集客の核となる施設の整備が必要であり、それが市民会館であると考えております。
なお、市民会館の建設に向けては、沖縄振興特別推進交付金を活用し、新文化芸術発信拠点施設整備事業として、基本構想づくりに臨みたいと思っております。
(以下略)
ー議会録はこちらより引用

平成24年(2012年)12月定例会-12月14日

(宮國恵徳議員の真和志支所移転及び新築についての質問に対する企画財務部長(当時)の答弁)

企画財務部長(当時):現在の真和志庁舎につきましては、1967年10月建設着手、1968年12月に完成、1969年3月に水道局庁舎として落成式を行っておりますので、今年(2012年)でおおむね43年程度になります。
(中略)
真和志支所の建て替えにつきましては、市長も公約で複合施設として整備することを掲げて、多くの市民の皆様のご支持をいただいて当選しておりますので、地域の皆様からもご意見をいただきながら、早急に計画づくりに取り組まなければならないものと考えております。
現在、市民会館の所管課では、久茂地小学校の跡地へ新文化芸術発信拠点施設として、新市民会館を建設するための基本構想策定に着手しております。その現スケジュールでは、新施設が竣工するおおむね平成30年頃まで現市民会館を維持する方針となっておりますので、現市民会館跡地への真和志支所、中央公民館・図書館、教育研究所の複合施設の建設着手はその頃になろうかと考えております。
ー議会録はこちらより引用

平成24年(2012年)12月定例会-12月12日

平良識子議員:市長は「久茂地小学校跡地には市民会館を建てたい」と移転を提示しておりますが、いかなる検討委員会で、これまでどのような調査検討、あるいは他地域との比較をしてきた結果なのか、お伺いいたします。

企画財務部長(当時):(前略)学校の統廃合に反対する当該団体とは、3回にわたって意見交換会を行いました。また、10月22日には、国際通りや周辺商店街振興組合の主要メンバーとともに意見交換を行い、市民会館建設に対する賛成のご意見をいただいております。さらに、今回の市長選挙におきましても、公約に掲げて多くの市民の皆様からご支持をいただいて当選をしております。
議員ご質問のとおり、市民会館を建て替えるという出発点に立てば、建設場所についての比較検討もあり得ますが、今回の出発点は、学校統合後の久茂地小学校の跡地利用として、地域及び中心市街地の活性化に何が役立つかという観点から、市民会館の建設が検討されたものであります。このため、新市民会館の建設場所について、他の場所と比較検討するための検討委員会の設置は行っておりません。
しかしながら、市長が説明しているおり、新市民会館を久茂地小学校跡地に建設することは、建設期間中も老朽化している現市民会館を利用し続けるということができるという大きなメリットがありますので、それも多くの市民の皆様からご支持をいただいた理由であると考えております。
したがいまして、久茂地小学校跡地への新市民会館建設については、多くの市民が支持する跡地利用計画になったものと考えており、現在、所管課で取り組んでいる新文化芸術発信拠点施設、いわゆる新市民会館の基本構想策定作業の中で、まちづくりや地域活性化も含めた詳細な検討が進められるものと考えております。
ー議会録はこちらより引用

平成25年(2013年)2月定例会-02月26日

我如古一郎議員:真和志地域自治会連合会の移転反対の声に対する見解を問います。
真和志地域から移転せずに建設する方法を検討したことがあるのか。地域の声を無視して、既に決まったかのような久茂地小学校跡地ありきの誘導は民主的ではありません。公開の議論を求めます。見解を問います。

企画財務部長(当時):真和志地域自治会連合会からの具体的な声は直接いただいておりませんので、コメントは差し控えたいと思います。
また、市民会館を真和志地域から移転せずに建設する方法については、具体的な検討はしたことがありません。しかしながら、新市民会館を現在地に建設するとなると、老朽化している会館の撤去と建設期間中は、本市から会館がなくなるので文化振興面からも影響は大変大きなものになると考えております。
逆に、新市民会館を久茂地小学校跡地へ建設することは、中心市街の活性化に役立つものと期待しております。このため、市長は、久茂地小学校の跡地への新市民会館建設とともに、現市民会館跡地への真和志支所等の複合施設建設という公約を掲げております。
新市民会館を久茂地小学校跡地へ建設することについても、当該地域との対話を進めた上で、真和志地域の皆様に改めて説明の場を設けて説明する考えだと伺っております。
ー議会録はこちらより引用

平成25年(2013年)6月定例会-06月14日

比嘉瑞己議員:(前略)那覇市文化行政審議会は、那覇市新市民会館基本構想策定の答申において、建設場所についての結論を出しませんでした。久茂地小学校統廃合跡地とする市長案について、どのような議論があったのでしょうか。幅広い市民の声を反映させた基本計画を策定すべきであると思いますが、見解を問うものです。

市民文化部長(当時):5月15日には、那覇市文化行政審議会会長より市長へ「那覇市新市民会館建設に関わる基本構想について」という形で答申をいただいております。
ご質問の建設場所における議論につきましては、当審議会及び各分野の専門家で構成される「建設部会」での審議において、交通アクセス、市街地活性化、駐車場スペースなどの観点から、さまざまなご意見をいただきましたが、本基本構想の策定目的が「新市民会館の基本的な考え方を位置づける」ことであったため、具体的な建設場所についての議論は行っておりません。
なお、基本構想の基本理念におきましては、「沖縄文化の核となるコミュニティ・タウンにふさわしい立地としていくこととともに、中心市街地の活性化等、市のまちづくりの方向性ともリンクした拠点としていくことが求められる」ということが記されております。
今後、新市民会館の「基本計画」を策定する過程におきましても、これまで同様に、市民の皆様や有識者等のご意見をいただきながら進めてまいりたいと考えております。

比嘉瑞己議員:当局は、新市民会館の大事な建設場所について、那覇市文化行政審議会には諮問しなかったとの答弁でした。
しかし、1月21日に行われました第2回審議会での議事概要録には記録が残っております。この日の審議会では、事務局である那覇市市民文化部から、市長がかねてから提案をしている久茂地小学校跡地案が示され、実際には建設場所についての議論が行われております。審議会の委員からはこういった意見が述べられておりました。「一銀通りから松尾に出て那覇高校前までは以前よりはスムーズになり改善されているが、出入りがしづらい。この問題を解決できないと、せっかくつくった市民会館がそっぽを向かれてしまう。交通についても専門の方の意見をしっかりと聞いて、きちんと問題をクリアした構想をつくるべき」。
また別の委員からは、「久茂地小学校跡地だが、そんなには広くない。交通問題は考える必要がある。それも含めて候補地に適切な施設をどのようにつくるか」など、重要な意見が議論されております。
それにもかかわらず、3月28日に行われた第3回審議会において、事務局である那覇市当局から「建設場所については諮問をしないことになった」と、突然議論が打ち切られております。
部長、一体どういったことなんでしょうか。
建設場所について当初は諮問をしていたのではないのですか。諮問をしていなかったことにしたその理由について答弁を求めます。

市民文化部長(当時):お答えをいたします。当初、諮問につきましては建設場所についてということではなく、新市民会館の基本的なあり方についてということで諮問を行っているものでございます。しかしながら、文化行政審議会におきましては、市長が選挙公約として久茂地を挙げていることから、各委員からは、建設場所についてもさまざまな観点からご発言があったものでございます。
しかしながら、ご指摘の第3回目の審議会におきましては、基本構想のとりまとめの時期に入ったこともありまして、本来の諮問の趣旨に立ち戻って、新市民会館の基本的な考え方を位置づけることに重きが置かれて議論を行ったと認識をしております。

比嘉瑞己議員:建設場所も決めない基本構想なんて聞いたことありませんよ。
それでは、一体、新しい市民会館の建設場所については、今後どのように決めていくのでしょうか。
市民の意見はどのように集約をし、どこで議論をして、最終的な決定はどこが行うのでしょうか、答弁を求めます

企画財務部長(当時):再質問にお答えいたします。市民会館の建設場所につきましては、平成23年12月、市長の私案として発表した後、内部でさまざまな角度から検討を進めてまいりました。学校統合を受けた学校設置条例の可決、そして、新市民会館基本構想案の答申を受けまして、ようやく時期が整いましたので、今月中にも建設候補地を案として確定したいと考えております。その後、新市民会館の基本構想案と並行をして、市民意見提出制度により幅広く市民意見を募ってまいりたいと考えております。
昨年の市長選挙におきまして、市長は中心市街地の活性化やモノレールを中心とする公共交通機関の利用推進のためにも、学校統合後の久茂地小学校跡地に新市民会館を建設するという公約を掲げて4選を果たしております。
市長公約の内容は、その目的共々大変重く受け止めなければならないものと考えております。候補地案の確定につきましても、当然、市民との意見交換を積み重ねることも大切なものと位置づけ、これまでもさまざまな機会を見つけては市長自ら意見交換会を積極的に開催してまいりました。
昨年度は10月に国際通りを中心とする商店街の代表の方々と、今年度は去る5月21日に美栄橋商店会からの要望を受けまして、久茂地小学校跡地へ市民会館を建設することについての意見交換会を開催しております。
市民会館が移転していく真和志地域の自治会長の皆様につきましても、4月、5月、意見交換会を開催して、おおむねご理解いただけたものと考えております。
ー議会録はこちらより引用

平成25年(2013年)9月定例会-09月11日

山城誠司議員:(1)新市民会館の建設地を久茂地小学校跡地に決定した経緯をお伺いします。(2)新市民会館の建設に伴い、久茂地、牧志地区の都市(公園等)・交通政策など数多く見直さなければならないと本員は考えますが、当局の見解をお伺いします。

翁長市長(当時):新市民会館の建設候補地につきましては、学校統合問題とは分けて考えるべきものとして、これまで取り組みを進めてまいりました。学校統合につきましては、昨年12月の議会で条例が成立をし、新市民会館の基本構想の策定と併せて、今回、建設候補地の正式決定に向け取り組んでまいりました。6月に建設候補地(案)を確定して、およそ1カ月間の市民意見の公募にかけた上で、去る8月22日、建設候補地を久茂地小学校跡地とすることを正式決定いたしました。これはまた、市長選挙におきまして、市民の皆様から支持を受けた公約の実現に向けた第一歩にもなります。
私自身、周辺地域を歩いて回り、現地の状況等を直接確認して、市長として熟慮した上での決断でもあります。久茂地小学校跡地へ新市民会館を建設することは、本市の中心市街地の活性化やモノレールなどの公共交通機関の利用促進に資するものになると確信をしており、多くの市民の皆様にも今回の候補地決定はご理解いただけるものと考えております。新市民会館の建設につきまして、市民の皆様にはご理解とご協力をよろしくお願いを申し上げます。

市民文化部長(当時):周辺の道路の環境整備につきましては、ただいま9月補正でも上げております市民会館の開館による交通需要調査を踏まえて、庁内の関係部局で検討してまいりたいと考えております。
ー議会録はこちらより引用

平成26年(2014年)10月3日 知事選立候補のため翁長雄志那覇市長(当時)辞職
平成26年(2014年)11月18日 城間幹子那覇市長就任
平成27年(2015年)2月定例会-02月16日
城間幹子市長:私は、昨年11月、翁長市政の継承発展と「ひと つなぐ まち」というキャッチフレーズを掲げ、多くの市民の皆様からの負託を受け、第32代那覇市長に就任いたしました。(中略)新文化芸術発信拠点施設(新市民会館)を久茂地地区へ建設するため、基本設計に取り組みます
ー議会録はこちらより引用
平成27年(2015年)2月定例会-02月23日

(平良識子議員の新市民会館概算事業費についての質問に対する市民文化部長(当時)の答弁)

市民文化部長(当時):当該施設の建設費につきましては、近年整備された類似規模の公立文化施設の事例を踏まえ、東日本大震災の被災地復興事業、2020年の東京オリンピック開催の影響による建設コストの高騰等を見込み、概算事業費として約95億円を想定しております。
ー議会録はこちらより引用

平成27年(2015年)12月定例会-12月08日

久高友弘議員:(1)平成25年8月に、新市民会館の建設地が久茂地小学校跡地に決定するまでの経緯を伺います。
(2)現市民会館建設地と新都心仮庁舎跡地及び久茂地小学校跡地の3所を比較検討して、久茂地小学校跡地に決定した理由を、市民に納得できるように説明をしていただきたい。
(3)市長みずから自治会やPTA関係者、また通り会と意見交換をしたという部長の説明がありましたが、いつ、どこで意見交換をし、そのとき何人が集まって、どんな内容の話をされたか具体的に伺います。
(4)平成13年に制定された文化芸術振興基本法によると、文化芸術が社会的な公共性を保ち、市民社会の都市生活に大きな役割を果たすものであると位置づけられるとあります。
そうであるならば、設置場所の選定は一番大事なことであります。一部地域や一部市民の声だけでなく、那覇市全域の市民の声に真摯に耳を傾けて選定すべきだったと考えるが、当局の見解を伺います。
(5)中心となる交通アクセスは、徒歩や公共交通機関の利用を想定とあるが、新市民会館入場者の何パーセントが徒歩で来られ、何パーセントが公共交通機関を利用すると想定しておられるか伺います。
※(6)(7)の質問は略。

城間幹子市長:新市民会館の建設場所については、本市の文化の振興発展のみならず、中心市街地の活性化という視点、公共交通の利用促進等の視点も盛り込むべきとの考えから、当時の翁長市長が平成23年12月に構想の1つとして、学校統合により跡利用が注目された久茂地小学校跡地を候補地とする市長私案を発表しています。
前市長の私案については、学校統合との関連でマスコミ報道でも大きく取り上げられ、市民の関心を集めました。
前市長は、その後もさまざまな団体と意見交換を重ねております。平成25年5月には、那覇市文化行政審議会から、新市民会館の基本構想について答申を受けました。
その後、建設候補地については、現市民会館敷地、新都心仮庁舎跡地及び久茂地小学校跡地の3カ所を、本市全体の発展、中心市街地の活性化への寄与、交通アクセス及び公共交通機関の利用推進施策への寄与などの観点から比較検討を行い、久茂地小学校跡地を建設候補地案といたしました。
さらに、平成25年6月27日から約1カ月間市民意見募集を行った上、平成25年8月に正式に久茂地小学校跡地を建設候補地として決定いたしております。以上です。

企画財務部長:はじめに(2)についてお答えいたします。
新市民会館の建設候補地の選定にあたっては、本市全体の発展及び中心市街地の活性化への寄与、公共交通機関の利用推進施策への寄与等を見る「まちづくり」の視点、必要とされる面積や土地利用上の課題の検討を行う土地の視点、周辺住環境、交通環境への影響や交通アクセス等を見る住民利便性・影響等の視点を評価項目といたしました。
検討の結果、いずれの建設候補地にも課題はありますが、本市全体の発展及び中心市街地への活性化への寄与と公共交通機関の利用推進施策への寄与等が評価され、3カ所の中から久茂地小学校跡地が最も適していると判断し、決定されたものであります。
次に(3)についてお答えいたします。
翁長前市長が、久茂地小学校跡地に新市民会館を建設する構想の1つとして私案を表明したのは、平成23年12月の久茂地小学校を存続させる会との意見交換の場でありました。
平成24年10月以降、国際通りを中心とする商店街代表、真和志地区前自治会長など、複数の団体との意見交換会を行っております。
これらの意見交換会では、自由な意見交換を行うため、あえて議事録、記録等をとらずに行っております。
そのため、これら全てについて、参加者数、その内容等を説明することは困難でありますが、1つ事例を申し上げますと、国際通りを中心とする商店街代表との意見交換会では15人が参加し、中心市街地の活性化が期待される久茂地小学校跡地への新市民会館建設構想に、参加者の多くから賛成の声が上がっておりました。
次に(4)についてお答えいたします。
新市民会館の基本構想は、旧来の市民会館という枠を越えて、新たな文化の殿堂、沖縄伝統文化の発信拠点としてハイグレードな施設建設を目指すものとなっています。
また、文化の振興発展のみならず、先に述べましたように、本市全体の発展及び中心市街地の活性化という視点、公共交通の利用促進等の視点から建設候補地を決定する必要がございました。
これらのことから、建設候補地の決定により大きな影響を受ける現市民会館周辺の市民や、久茂地地区及び周辺の通り会を含めた市民の意見はやはり重視すべきものと考え、関係団体や通り会等への説明、意見交換会を行ったものであります。
なお、平成24年の市長選挙におきまして、翁長前市長は久茂地小学校跡地へ新市民会館を建設するという構想を公約に掲げて再選を果たしております。
建設候補地の決定は、これらの経緯と建設候補地案のパブリックコメントのプロセスを経て決定したものであります。

市民文化部長:はじめに、(5)の中心となる交通アクセスの想定についてお答えいたします。
新市民会館来館者の交通手段の割合については、平成25年度から26年度にかけて実施した周辺環境整備基礎調査業務におきまして、久茂地小学校跡地に新市民会館が建設された場合に、利用者がどのような交通手段で来館されるか、全県的なイベントを想定したアンケート調査を行いました。
その結果、徒歩で来館すると回答された方は全体の7%、公共交通機関で来館すると回答された方は全体の28%という結果でございました。
その中でも施設の利用頻度が高くなると想定される那覇市民の回答といたしましては、徒歩での来館が19%、モノレールを含めた公共交通機関での来館が41%との結果になっております。
新市民会館への来館者の想定といたしましては、アンケート調査の結果に居住地別の交通手段の割合等を補正し、来館者数を推計しております。
※(6)(7)に対する答弁は略

久高友弘議員:あなた方は平成25年6月に場所の確定を案として決めた。それから市民パブリックを6月27日から7月28日、約ひと月間行った。そしてこれを、パブリックコメントをもらって、それで決定をしていった。そういうことですね。
しかし、このパブリックコメントが皆様方の思うようにいかなかった。だから皆様方は、何名かの議員から質問をされているけれども、自信を持った答弁などされていない。もぐもぐした中身がわかりづらいような答弁をしている。市民が自信を持ってみんなで推薦していますというようなことが全く見えない。
じゃあ、この1カ月間に皆様方が行った久茂地小学校跡地の評価に対する意見(パブリックコメント)、どうだったか。20件あります。全部は紹介できないかもしれんけども、「久茂地は海抜が低いため津波避難施設建設に不向き、若狭の津波建設地も設計がずさん。仮庁舎跡地へ津波避難地として建設すべきである」。
もう1つ、「新市民会館は駐車場がないため、他に会場を奪われている。仮庁舎跡地に建設、同時に久茂地川の一部に蓋をして、新都心に延びる道路をつくればよい。久茂地につくれば利用価値はない」。「1,800席規模では、久茂地へ建設すると駐車場が不足する。久茂地小跡地周辺にはパレット市民劇場等のホールがあるので、建設場所は現市民会館跡地が最適。交通は開南通りの拡張でスムーズになる」。
そして「候補地の私見順位は、敷地が広く多様な施設の機能整備が図れる旧仮庁舎跡地が1位、現市民会館を修繕利用することが2位、駐車場の確保ができない久茂地小跡地が3位である。また、市民会館を設置してのイベント開催等では、中心市街地活性化は図れない」。
こういうふうに、久茂地小学校跡地を推薦するような言葉が20件のうち1件もない。この事実を皆様方はわかった上で決定をした。どういうことなんですか、それは。これでいいんですか、行政のあり方。気に食わなければどんどん無視していく。自分の思いどおりに進めていく。そういう行政のあり方でいいんですか、那覇市は。これが許されるんですか。おかしいでしょう。
久茂地小学校跡地に新市民会館を建設した場合、一銀通りの交通混雑だけでなく、他の周辺道路まで混雑が予想されますが、道路拡張、例えば一銀通りを4車線に広げる等の計画もあるのか、伺います。

市民文化部長:一銀通りの道路の拡張につきましては、現在、市民文化部のほうで行っております周辺環境整備計画の結果を受けて、庁内で検討をしてまいりたいというふうに考えております

久高友弘議員:もし交通混雑を招く、この一銀通りの交通混雑が周辺道路すべてに渋滞が及んでいく、そういう状態になりきることはわかっている。そうしたら4車線にしますか。できますか。考えを聞かせてください。

市民文化部長:議員ご指摘の交通渋滞のシミュレーションにつきましては、現在、イベント終了時に一斉に来館者が帰ることを想定しております。
このようなことから、イベント終了時の渋滞につきましては、来館者の時間をずらして帰路につくことや、このような退館時の分散化、また退館後の地区内での回遊の促進などのソフト面、こういったものも併せて検討をしていきたいというふうに考えております。

久高友弘議員:部長、無理して理屈をつけている気がする。帰るときに、あんたは待ちなさい、あっちは帰っていいよとか、この自由を奪うことができますか、個人個人の自由を。これは非常に難しい。(以下略)

久高友弘議員:要するに、皆様方は今、市民会館を建設したときには、当然そういう問題も起こってくるであろう、これを想定しながら皆さん方は、場所というのは確定する前にそのことが既に話し合われて行わないといけない。そうじゃないですか。じゃあ、現実的な問題として、一銀通りを4車線にできますか、本当に。一銀通りは長さが1km以上あるんですよ。本当に抜本的な解決をするのであれば、道路拡張しかないんです。歩道を拡幅するとか、歩道を狭めるとか、隅切りをするとか、それで解決できる問題だと思っているんですか、皆さんは。専門家の皆さんはできないことはできない、できることはできる。市長に対してもだれに対してでも。市民を思う気持ちがあるならば、そうするのが当たり前でしょう。専門的な知識を持ちながら、権威に負けて、市長の言うとおりでございます、つくれ、はい、つくります。できないでしょう。できないことをできるように無理をしている。そういう状況がある。
もし皆様方が、これは私の考え方なんだけども、久茂地小学校跡地に市民会館を建設するとするなら、課題が多すぎるし解決できない問題が必ず起こってくる。翁長元市長だから全能ではない。無理をしている、皆さん方は。だから、いま一度、白紙の状態で考えてはどうかと本員は思っている。
例えば、久茂地小学校跡地と現市民会館建設地を交換する。そして、今の久茂地小学校跡地に特別支援学校をつくる。そして今の市民会館跡地を市有地にする。そして県有地にして、久茂地小学校跡地に特別支援学校をもってくる。そのままの状態でいい。第一種地域でいい。文教地区で。そして今の市民会館跡地は敷地を広げようと思えば、側に道もある、公園もある。これを拡張して、複合施設をつくる。市民会館は、もちろんつくる。そして、真和志支所でもいい、図書館でもいい、複合施設をつくって土地の有効な活用を図っていく。これは翁長元市長も賛成しますよ。久茂地市民の方々も満足するようなことができる。何でこっちじゃないといかんと突っ張るんですか、皆さんは。市民が何を望んでいるか。知恵をしぼれば必ず落としどころが出てくる。今から苦労するよりも、ちゃんとみんなで力を合わせてやってください。
ー議会録はこちらより引用

平成28年(2016年)10月12日、劣化及び設備の老朽化が著しい為、現市民会館の閉館が発表される。
平成29年(2017年)12月定例会-12月08日

前田千尋議員:(1)略
(2)事業概要と進捗状況を伺います。
(3)これまで本市が行った事業の市民への説明会や、市民の友での広報の成果を伺います。
(4)年間延べ10数万人が活用していた現市民会館が老朽化・耐震問題で使用禁止となり、多くの文化関係者・市民・県民から新しい市民会館の早期建設の要望が一層強くなり、さらに高まっています。市民会館使用中止の影響等を伺います。
(5)新市民会館を市街地中心地に建設するメリットを伺います。
(6)交通渋滞緩和対策について伺います。
(7)久茂地小学校跡地への新市民会館建設を見直し、中止した場合の建設完成時期と予算に与える影響等を問います。
(8)新市民会館の早期完成、安心、安全な施設に向けて、今回の補正予算が必要な理由を問います。
(9)略

城間幹子市長:(3)の事業の市民への説明会、「なは市民の友」での広報の成果についてお答えをいたします。
9月定例会においては、建設地選定の経緯や周辺交通渋滞対策について市民への説明が不十分とのご指摘がありました。これらのご意見を受けて、本市の最大の広報媒体である広報紙「なは市民の友」11月号に本事業の特集を掲載し、市内の全戸約14万世帯に配布いたしました。
内容としては、建設地の決定を含むこれまでの経緯や進捗状況について説明するだけでなく、市民の皆様が抱くと思われる疑問についてお答えするものとなっております。
さらに、市内4地区において、私や副市長、関係部長が参加し、説明会を開催いたしました。説明会への参加人数は、配布資料による集計の結果、パレット市民劇場が185人、真和志地区が49人、小禄地区が21人、首里地区が78人となっております。パレット市民劇場では、シンポジウム形式で都市交通や経済、身体障害者協会、文化協会の有識者を交えて意見交換も行いました。
説明会における市民の皆様からの意見としましては、なぜ久茂地に建設する必要があるのか、交通渋滞に関する不安、事業の予算についての質疑や施設供用開始後の維持管理費を懸念する意見がある一方で、施設の早期完成を希望する声、新たな施設の完成を楽しみにしているとの意見もありました。
また、建物の建設だけでなく、開館後にどのような事業を行い運営していくのが最も重要であるというご意見もいただいております。
会場にご出席いただいた多くの市民の皆様にもご理解がいただけたのではないかと考えております。
次に、(5)の新市民会館を中心市街地に建設するメリットについてお答えをいたします。
建設地である久茂地地域は、徒歩7分から8分程度でモノレールや約100系統の路線バスが利用できる県内でも公共交通の利便性の高い地域であり、建設地周辺には飲食施設も多く、施設利用の前後にまちを散策していただくことで経済波及効果が期待されるとともに、市民、県民が中心市街地を訪れる機会を増やし、中心市街地の活性化につながることが期待されます。
また、パレット市民劇場で開催したシンポジウムにおける有識者を交えたパネルディスカッションでは、本市の抱える交通渋滞対策という観点や観光や経済の振興という観点からも久茂地への建設は有意義であること、文化芸術の振興、発展の観点から早期建設を希望する意見、障がいのある方の立場から、久茂地は公共交通機関の利便性が高く利用しやすいとの意見をいただいたところでございます。

市民文化部長:(2)の事業概要と進捗状況についてお答えします。(一部略)
総事業費といたしましては、現時点の概算で約138億8,000万円となっており、そのうち主なものとして建設費が約108億円、敷地拡大に係る費用として約11億7,000万円となっております。
事業の進捗状況をご説明いたします。
市内4地区の説明会で副市長から説明がありましたように、本事業を進めるに当たっては、おおむね次の7段階のプロセスがあります。
1段階目、基本構想。2段階目、建設地の選定。3段階目、基本計画。4段階目、設計者の選定。5段階目、基本設計。6段階目、実施設計、そして7段階目に建設工事となります。
現在はこのうち6段階目の実施設計を進めており、来年度から最終の7段階目、建設工事に着手する予定となっており、平成33年度の開館を目指して作業を進めております。
次に、(4)市民会館使用中止の影響についてお答えします。
平成25年度から平成27年度における年間平均催事件数は、大ホールが169件、中ホールが174件、和室、会議室が296件となっております。
大ホールで定期的に行われていた主な催事として、大学の入学式、市内中学校の校内合唱コンクールなどがあり、年間の利用者数は約14万人となっておりました。
現在、那覇市民会館は耐震診断結果や建物の老朽化の状況を踏まえ、ご利用いただく市民の皆様の安全確保を最優先とするため、やむを得ず昨年10月より休館しております。
教育文化関係者の皆様からは、市民会館が使えず、他の施設も予約がとりづらいといった状況や、学校行事のために市外のホールまでバスをチャーターしなければならず不便といったお声をいただいております。
このような状況を受け、長きにわたり本市の文化振興の推進力となってきた那覇市文化協会より、市内の文化活動停滞に関する懸念から、去る12月6日に施設の早期建設の要請書をいただいております。
これまで施設を利用されてきた市民、県民の皆様だけでなく、文化芸術活動にかかわる多くの皆様にご不便をおかけしていることから、新文化芸術発信拠点施設を一日でも早く完成させ、再び皆様にご利用いただけるよう、さらなる事業推進に取り組む必要があると感じております。
次に、(8)の補正予算が必要な理由についてお答えします。
9月の定例会に続き上程させていただいている補正予算は、近年の土地価格の上昇に加え、当該地域の用途地域変更に伴い、敷地拡大予定区域の土地価格の変動が見込まれることから、対象地地権者に適切な価格を提示するため、土地の再鑑定評価及び物件補償の単価入れ替え業務を行うものです。
事業への協力を検討している権利者の方々から、移転を検討するにしても時間の余裕がなくなるため、早急に補償額を提示してもらいたい等の声を受けて改めて議案を上程させていただいております。
検討するために必要な時間を少しでも多く確保することで、より多くの地権者の方の事業への協力が得られるものと考えております。
敷地拡大により車両出入り口の増設が可能となり、懸念されている一銀線の渋滞緩和に寄与することができます。
また、一般車両やタクシー等の乗降スペースの拡充やバスなどの大型車両の駐車スペースも確保できるほか、大型バスの転回や大型車両での搬入・搬出作業をより安全かつスムーズに行うことができるようになります。
歩行者についても、モノレール駅やバス停からの連続性が大幅に向上するほか、拠点施設の出入り口をさまざまな方向に開くことにより、国際通りや周辺地域との連続性が強化され、本施設での文化芸術活動をより強く発信することが可能となります。

都市計画部長:(6)交通渋滞緩和対策についてお答えいたします。
新文化芸術発信拠点施設が面します一銀線につきましては、那覇市都市計画マスタープランに基づいて交差点改良や歩道拡幅を中心とした整備を行い、交通の円滑化を図るとともに良好な歩行空間を確保する予定でございます。
久茂地橋交差点につきましては、久茂地橋の両側を含んだ1つの大きな交差点とすることで、橋上部での車両の滞留をなくすこととあわせて、一銀線に十分な右折帯を確保し、右折するための矢印信号を設置することで交通渋滞の緩和を図る計画となっております。
また、松尾交差点につきましても十分な右折帯を設ける改良を行いますが、あわせて一銀線とニューパラダイス通りを結ぶ道を整備することで、交差点を左折する沖映向けの交通を分散し、交通渋滞の改善を図ります。
これらの対策を講じることにより、交通渋滞の主な要因が取り除かれ、一銀線の交通渋滞が緩和されるものと考えております。
なお、広域的な交通渋滞対策につきましては、交通に対する意識改革を行いながら、車から公共交通や自転車、徒歩へ転換を図る交通手段の分散、時差出勤など交通利用時間の分散を図ります。(以下略)

企画財務部長:(7)についてお答えいたします。
新文化芸術発信拠点施設整備事業は、沖縄振興に資する事業として国、県の認定を受け、平成24年度から一括交付金を活用し事業を実施しているものでございます。
建設地を見直すということになりますと、新たに基本構想からつくり直すことになり、施設の完成までにはさらに約8年かかります。施設完成までの期間が大幅に伸びることから、市民、特に子どもたちがすぐれた文化芸術、伝統芸能等に触れる機会がさらに遠のき、大きな損失になります。
また、基本構想以降の整備事業にかかわる経緯が新たに生じるだけでなく、これまでに行ってきた基本構想、基本計画、基本設計、校舎解体、実施設計等の経費が無に帰すことになります。
さらに、これまでの事業費や小学校校舎解体に係る一括交付金を国に返還する可能性があり、本市にとっての大きな財政負担が懸念されます。
本市といたしましては、那覇市の発展及び中心市街地の活性化、公共交通推進施策や周辺地域及び那覇市の経済等の波及効果への寄与などの観点から、久茂地小学校跡地が新文化芸術発信拠点施設の建設地として最適であると考えており、計画どおり建設を進めていきたいと考えております。
ー議会録はこちらより引用

平成30年(2018年)2月定例会-02月20日

新垣淑豊議員:新文化芸術発信拠点施設の建設の意義と事業費の内訳の変遷についてお伺いいたします。

企画財務部長:沖縄振興特別推進交付金、いわゆる一括交付金は、事業費のうち交付金の対象となる経費の8割まで活用をすることができるものでございます。
これまで、本事業が開始されました平成24年度以降、平成29年度当初予算までの事業費約10億9,000万円で、一括交付金対象経費の8割に当たる約8億円を計上した実績がございます。
このことから、本市としましては平成30年度以降も一括交付金対象事業費の8割まで活用することを前提として試算し、平成30年度から平成32年度までの事業費、約128億円のうち一括交付金見込額約99億円、地方債24億円、一般財源4億9,000万円とし、なは市民の友11月号で公表したところでございます。
一方、平成30年度の実施計画査定において、予算編成の必要性から、これまでの一括交付金事業を踏まえ、新文化芸術発信拠点施設の一括交付金充当を平成30年度は14億円、平成31年度、32年度分をそれぞれ15億円といたしました。
結果、平成30年度から平成32年度までの事業費約128億円のうち、一括交付金見込額約44億円、地方債約60億円、一般財源約24億円としております。
なお、本事業への一括交付金特別枠の活用が認められましたので、正式に交付決定を受けた後、平成30年度の一括交付金充当額を対象事業費の8割まで増額できるものと考えております。
しかし、平成30年度の一括交付金が、平成29年度と比較し80億円も削減されたことにより、本市に配分される一括交付金の基本枠も大きく減らされ厳しい状況となっていることから、平成31年度以降についても予断を許さない状況でございます。
本市だけではなく、県内市町村も厳しい状況にありますので、対象となる事業への一括交付金の最大限の活用を目指し、今後も国へ一括交付金の増額を求めていきたいと考えております。
ー議会録はこちらより引用

平成30年(2018年)2月定例会-02月23日

大嶺亮二議員:(現市民会館と新市民会館との比較検証について)年間管理運営費の内訳について伺います。

市民文化部長:年間管理運営費について、現市民会館では平成24年度から平成26年度までの実績平均で、事業費が約3,000万円、人件費が約7,000万円、施設の維持管理費が約1億1,000万円で、合計で約2億1,000万円の支出に対して、事業収入や使用料収入を差し引いた文化投資額が約1億8,000万円となっております。
新文化芸術拠点施設の管理運営に係る収支につきましては、事業費が約1億2,000万円、人件費が約1億8,000万円、施設の維持管理費が約2億円で、合計約5億円の支出に対して、事業収入や使用料収入を差し引いた文化投資額として約3億9,000万円を試算しております。
ー議会録はこちらより引用

建設工事入札を4月27日付で公告。
電気設備工事2件及び機械設備工事2件を5月2日付で公告。
→建築工事は入札締切日の5月24日になっても入札なし。
→建築工事の入札不調を受け、関連する電気設備工事及び機械設備工事は入札を取りやめ。
平成30年(2018年)8月20日の8月臨時会で入札不調を受け、工事費等の増額(議案第87号、平成30年度那覇市一般会計補正予算(第3号))が可決。
→工事請負費104億3,819万4,000円から120億8,164万円に見直し(16億4,344万6,000円増)
→設計工事等委託料1億3,896万6,000円から1億7,498万2,000円に見直し(3,601万6,000円増)
→8月臨時会は那覇市議会の録画中継で確認できます。
平成30年(2018年)9月定例会-09月11日

大嶺亮二議員:市民会館について。
(1)現市民会館が休館になって何日経過したか。また、これまで休館後の維持管理にかかった費用をお伺いします。
(2)現市民会館の跡地利用についてお伺いします。
(3)現市民会館建設にかかった総費用と新市民会館建設に係る総費用の試算をお伺いします。

市民文化部長:初めに(1)の現市民会館が休館して何日が経過したかについてお答えします。
平成28年10月13日に休館してから、約700日が経過しております。
また、休館後の維持費につきましては、平成28年度の11月分から平成30年8月末までを月割りで換算し、合算しますと、合計額は約4,000万円で、主な内訳として、県へ支払う借地料が約1,700万円となります。
次に(3)についてお答えします。
現那覇市民会館の総工費は約183万ドルで、1ドル当たり360円で換算しますと、約6億5,880万円となっております。参考までに、完成時の昭和45年当時の那覇市の一般会計決算額は、約1,640万ドルでございました。
新文化芸術発信拠点施設整備事業の総事業費としましては、現時点で約153億円と見込んでおり、建設費が約129億円、用地関連経費が約6億円、委託料、備品購入費等のその他経費として約18億円となっております。以上でございます。

企画財務部長:(2)のご質問にお答えいたします。
老朽化しています真和志支所の建て替えに向けましては、平成28年5月に真和志自治会長連絡協議会から、新たな地域コミュニティの活動拠点として、現市民会館敷地への早期建て替えの要請がなされております。
これを受け、本市では新真和志支所建設等に関する庁内の検討委員会を設置し、議論を重ねてまいりました。
また、地域の代表者の意見を聞く会議を設置し、新真和志支所を含む複合施設のあり方などについて関係者の皆様のご意見を伺っているところでございます。
これまで数回開催してまいりました庁内の検討委員会では、建設位置については現市民会館敷地が最適であるということを確認してございます。
また、新真和志支所複合施設へ設置する候補施設につきましては、ファシリティマネジメント推進方針の観点から、可能な限り複合化・共用化することを前提とし、真和志支所機能に加え、教育研究所等の教育関連施設、療育センターや障がい者福祉センター等の福祉関連施設、地域コミュニティ施設、現市民会館の中ホール機能、中央公民館・図書館等としております。
ー議会録はこちらより引用

2018年(平成30年)8月21日付で那覇市新文化芸術発信拠点施設建設工事(建築)を公告。
2018年(平成30年)8月22日付で那覇市新文化芸術発信拠点施設建設工事(電気)・那覇市新文化芸術発信拠点施設建設工事(機械・1工区)・那覇市新文化芸術発信拠点施設建設工事(機械・2工区)を公示。

→2018年(平成30年)9月14日、那覇市新文化芸術発信拠点施設建設工事(建築)を、國場組・大米建設・金城キク建設・ニシダ工業共同企業体が入札。
→2018年(平成30年)9月18日、那覇市新文化芸術発信拠点施設建設工事(電気)を、金城電気工事・八起電設・カイ総合設備共同企業体が入札。
→2018年(平成30年)9月18日、那覇市新文化芸術発信拠点施設建設工事(機械・1工区)を、オカノ・太閤建設・沖縄計装共同企業体が入札。
→2018年(平成30年)9月18日、那覇市新文化芸術発信拠点施設建設工事(機械・2工区)を、東洋設備・東邦・久建工業共同企業体が入札。

10月4日に開催された那覇市議会9月定例会(最終本会議)で、工事請負契約が賛成多数により可決。
議案第106号 請負契約(建設)→出席議員39人、賛成29人、反対10人。
議案第107号 請負契約(電気)→出席議員39人、賛成29人、反対10人。
議案第108号 請負契約(機械・1工区)→出席議員39人、賛成29人、反対10人。
議案第109号 請負契約(機械・2工区)→出席議員39人、賛成29人、反対10人。
→採決の様子は那覇市議会の録画中継で確認できます。

2018年(平成30年)12月3日の12月定例会で、
議案第129号 工事請負契約について(那覇市新文化芸術発信拠点施設建設工事(舞台照明))
議案第130号 工事請負契約について(那覇市新文化芸術発信拠点施設建設工事(舞台音響))
が審議中。
→那覇市議会 録画中継 平成30年12月定例会 本会議 開会より確認できます。

 

計画性の無さ
翁長前市長時代
計画案では建設費用として約50億円程度を試算。
建設費には沖縄振興特別推進交付金を活用する。
新市民会館建設中も現市民会館を使えるのは大きなメリット。
前市長の私案を中心に建設地が決定した印象。
(他地域との比較検証は十分だったのか?)
城間市長時代
2015年:被災地復興事業、東京オリンピックの影響による建設コストの高騰等を見込み、概算事業費として約95億円を想定。
2016年:現市民会館が老朽化のため閉館。
=「新市民会館の建設中も現市民会館が使える」としていたメリットは無くなった。
2017年:平成30年度から平成32年度までの事業費は約128億円(一括交付金見込額約99億円、地方債24億円、一般財源4億9,000万円)
=市の支出は、28億9000万円(地方債+一般財源)、残り99億円は一括交付金。
※事業費の8割は一括交付金を充てると説明していた。
※地方債とは地方公共団体の公債(=借金)の事。→Wikipedia
2018年2月定例会:平成30年度から平成32年度までの事業費は約128億円(一括交付金見込額約44億円、地方債約60億円、一般財源約24億円)
=市の支出は、84億円(地方債+一般財源)、残り44億円は一括交付金。
※一括交付金が削減された影響。
2018年8月臨時会:5月の入札不調で工事費増額が可決。
→最新の状況では、総事業費は約153億円になる見通し。(一括交付金約56億円、地方債約75億円、一般財源約22億円)
新市民会館の維持にかかる税金(文化投資額)は、年間3億9000万円と試算。
現市民会館の文化投資額は1億8000万円だったので、2億1000万円増加。

平成22年の計画案で約50億円を見込んでいたのは、震災や五輪前、初期段階だったので大目に見る。
しかし、その後は杜撰としか言いようがない。
年々、事業費は増加。事業費の8割は一括交付金を充てるとしていたが、交付金削減の煽りを食い崩壊。(削減した現政権が悪いのか?交付金をあてにしていた計画が悪いのか?交付金を上手く活用できていない現市政が悪いのか?見方はそれぞれあるが今回は言及しない)
最新状況の総事業費見込額は約153億円となってしまった。地方債と一般財源を合わせた市の支出は大幅増の97億円。
あまつさえ、年間3億9000万円もの維持費(文化投資額)が、完成後毎年発生する見込み。

この新市民会館は初期段階から「甘かった」としか言いようがない。
計画が狂いだしても立ち止まり再考すること無く突き進んだ結果、こんな有様だ。
新たに基本構想から作り直すのと、完成までに8年かかるとの事。
しかも、工事請負契約4件は賛成多数で可決され、工事はもうすぐ始まる。ここまで来たら現計画のまま進むしか無いでしょう。
153億円もつぎ込んで建設するのだから愛される施設にしてほしい。

しかし、現市民会館跡地に建設予定の「新真和志支所複合施設」に中ホール機能を作る意味はあるのか?
なぜ市民会館の機能を2つの施設に分ける意味がある?二重じゃないか。
市民劇場やてんぶす那覇、新市民会館、新真和志支所複合施設(中ホール機能)と、どれだけホールや劇場を作る気なんだ。
散り散りに、市内各地に作るのなら理解できるが、比較的固まった地域に4つもの公共劇場とホール。市中心部の活性化はわかるが、やり過ぎだと思う。

公共交通機関の利用促進や交通渋滞問題も本当に大丈夫なのか?
那覇市の失態を見ていると不安しかない。

一人の那覇市民として市役所と議会(役人と政治家)は、もっとしっかりしてほしい。
ここまで増額や内訳変更が重なると、もはや別物の計画だ。
あえて厳しく言います。恥を知りなさい。

記事中の情報

那覇市役所HP→こちら
那覇市議会HP→こちら
文化振興課→こちら
※当記事は、「那覇市役所」「那覇市議会会議録」より多数引用しています。

 

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