2020年3月13日、崇元寺石門横にある「下馬碑」の台座部分が赤いスプレーで汚されてしまい、その3日後の3月16日には南城市玉城の百名ビーチにある「ヤハラヅカサ」の標柱も白いペンキが塗られてしまいました。
崇元寺下馬碑は1527年に建立されたもので、「あんしもけすもくまにてむまからおれるへし(按司も下司も此所にて馬から降るべし)」と刻まれており、国の重要文化財に指定されています。
ヤハラヅカサは、琉球開闢の創世神「アマミキヨ」が上陸した浜と言われており、それを示す当標柱は南城市の有形民俗文化財に指定されています。
崇元寺下馬碑を汚した犯人は逮捕され取り調べ中のようです。
ヤハラヅカサは「文字を見えやすくするために塗った」と話しており、故意ではなかったようです。
写真集
何であれ、文化財の現状を変えることはあってはならないことです。
地上戦で多くの文化財が破壊された沖縄。残っている文化財を大切にしましょう。
記事中の情報
琉球新報:重要文化財の石碑が赤く塗られる 那覇市の「下馬碑」
沖縄タイムス:沖縄の聖地に白ペンキ 「悪気なかった」意外な“動機”
キーワード:アマミク,琉球神道,尚氏,うたき,そうげんじ,聖地,シネリキヨ
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