3年以上の付き合いになる相棒「iPhone7」ですが、バッテリー持ちや画面のひび割れなど酷い状態だったので、役目を終えてもらいました。
次の相棒は「OnePlus7T」、久々のAndroid端末です。
この記事では、約1ヶ月OnePlus7Tを使った感想を書いてきます。(主に不満点)
端末スペック
OnePlus7Tの端末スペックを軽く紹介します。
対応バンドなどの詳細情報は、「言いたい砲台ガルマックス」を御覧ください。
OS | Oxygen OS 10(Android10ベース) |
SoC | Qualcomm Snapdragon855+ |
CPU | 8コア Kryo485(2.96GHz) x1 Kryo 485(2.42GHz) x3 Kryo 485(1.78GHz) x4 |
GPU | Adreno640 |
ストレージ | 128GB or 256GB(僕は256GB購入) |
ディスプレイ | 6.5インチ 有機EL、90Hz(リフレッシュレート) |
解像度 | 2400×1080、HDR10+ |
バッテリー&充電 | 3800mAh、30W急速充電 ※ワイヤレス充電非対応 |
認証方法 | 画面内指紋認証、顔認証 |
SIM | NanoSIM×2スロット |
ポート | USB Type-C |
サイズ&重量 | 160.9 x 74.4 x 8.1mm、190g(重量) |
カメラスペックは以下の通りです。
背面カメラ(3眼) | |
メインカメラ | 画素数:4800万画素 明るさ:f/1.6 焦点距離:26mm(35mm換算) |
広角側 | 画素数:1600万画素 明るさ:f/2.2 焦点距離:17mm(35mm換算) |
望遠側 | 画素数:1200万画素 明るさ:f/2.2 焦点距離:51mm(35mm換算) |
センサーサイズ: 1/2インチ 写真機能 動画機能 |
前面カメラ | |
前面カメラ | 画素数:1600万画素 明るさ:f/2.0 焦点距離:25mmくらい?(35mm換算) |
センサーサイズ: 1/3.1インチ ピクセルサイズ: 1.0µm 3パターンの美顔モード |
バッテリー持ち
バッテリー持ちは、そこまでよくないと思います。
上のキャプチャは、2020年3月22日(日)の電池使用量です。
僕はあまりスマホを使いません。屋外でたまにTwitterを見たり、写真を撮る程度で、ゲームは一切やりません。
基本的にはスリープ状態で放置しているのですが、約25時間で100%から33%まで減っています。
体感、バッテリー持ちは1日半ぐらいしょうか。2日は確実に持ちません。
使用頻度の高い人(スマホ依存症の人)なら、1日は持たないかもしれません。
ちなみに、バッテリーセーバーON、リフレッシュレート60Hz、明るさ自動調整ON、全アプリで電池の最適化をしています。
写真への不満
Flickrにアップロードした作例写真は撮って出しです。
※一部、顔にモザイク加工をしていますが、それ以外は未加工です。
不満1「アスペクト比1:1撮影時」
アスペクト比1:1で写真を撮ると、ライブビュー画面が下詰めに表示されます。
実害は無いのですが、iPhoneの「スクエア」のように中央寄せにしてほしいなぁ。
見た目悪いよね。気にしすぎなのかな?
不満2「パノラマが超絶ゴミ」
上の写真は「パノラマ」モードで撮影した写真です。
OnePlus7Tのパノラマ撮影はマジでゴミ。明言しよう、ゴミ以外の何ものでもありません。
撮影方法としてはよくある、左から右へスライドさせていく方法なのですが、早めに動かすとブレブレ、ゆっくり動かすと上に掲載したような縮んだ写真が出来上がります。
撮影時に「ゆっくり動かしてください」などのヒントが表示されるわけでもなく、どの程度の速さで動かせばいいのか全くわかりません。
10回以上試しましたが、まともなパノラマ写真は1枚も撮影できませんでした。
上の写真が一番マトモに撮影できたパノラマ写真なのですが、Flickrでオリジナルサイズの写真を見てください。ブレブレです。
しかも、セピアがかった色味も微妙です…。「黄砂でも飛んでるの」って感じ。
まぁ、パノラマ撮影なんて滅多に使わない機能だから別にいいんだけどね…。
不満3「偽色」
Flickrで見る (広角側)
上の写真は広角側で撮影した守礼門の写真です。
写真の周辺部(フチ)に注目してください。マゼンダ色の偽色が発生しています。倍率色収差かな?
(明暗差の境目に生じてるから、パープルフリンジの可能性もある?)
倍率色収差:色による屈折率の違いは、斜めに入射した光の場合には像の倍率の違いとなってあらわれる。その結果、色により像の大きさが異なってしまい、被写体のフチに赤や青紫の色ズレが生じる。(引用:Wikipedia「色収差」より)
パープルフリンジ:高輝度部分に隣り合った低輝度部分に紫色やマゼンタ色の偽色が出る現象のことである。(引用:Wikipedia「パープルフリンジ」より)
この1ヶ月、広角側で撮影した写真には偽色が頻繁に発生していました。
Flickrで見る (メインカメラ)
メインカメラで撮影した写真では、偽色は見られません。
偽色の発生要因は色々あると思いますが、僕の観測範囲では、広角側で撮影した写真の周辺部(フチ)で多発しているので、多分「倍率色収差」だと思われます。
Flickrで見る (広角側)
逆光+葉っぱ+広角 あえて悪条件で撮影しました。
拡大②(中心付近)では偽色は気になりませんが、拡大①③(周辺部)になると、放射状の伸びと同時に、偽色も発生しています。
レンズの性能なのか? イメージセンサーの性能なのか? 明暗差などの撮影条件なのか?
何れにせよ、広角側で撮影すると偽色が多発するということです。
不満4「シャッターラグ」
僕は野良猫の写真をよく撮るので、素早くカメラを起動したい。
それなので、「電源ボタンを2回押してカメラを起動」をONにしていますが、この機能でカメラを起動すると、シャッターラグが生じます。オートフォーカスがちょっと遅いのかも。
iPhoneよりOnePlus7Tの方が素早くカメラは起動できるのに、その後のシャッターラグのせいで、シャッターチャンスを高確率で逃しています。
特に薄暗い環境では、相当酷いです。
作例
Flickrで見る メインカメラ
Flickrで見る 広角側
Flickrで見る 望遠側
Flickrで見る 10倍デジタルズーム
Flickrで見る 「夜景」モード
Flickrで見る 「夜景」モード
「ポートレート」モードでは、像のテクスチャに違いが見られます。
Flickrで見る 「ポートレート」モード
Flickrで見る 「スーパーマクロ」モード
「スーパーマクロ」モードはめっちゃ寄れます。
これは面白い。
動画作例
①4K60fps+手持ち+歩きながら撮影。( 0:08~)
②Super Stable(1080p30fps)+手持ち+歩きながら撮影。( 0:45~)
2パターンで撮影し、PowerDirectorで編集しました。
※Super Stableで撮影すると、画質が1080p30fpsに制限されます。
手ブレを抑えるように意識して歩いたのですが、結構手ブレが激しい印象です。
他のレビュー記事をみると、「手ブレ補正が優秀」などとよく評されていますが、果たしてそうかな??
確かにSuper Stableの手ブレ補正は優秀だと思いますが、画質の劣化が著しい。
これはあくまで僕の予想なのですが、Super Stableはクロップするので、広角側で撮影していると思われます。
写真同様、広角側で見られる偽色が、Super Stableでは発生します。
僕は手ブレも抑えたいし、4Kの高画質で記録したいので、ジンバルは必須ですね。
総括
ゲームを全くやらない僕にとって、ゲーミングスマホ要素の強いOnePlus7Tは微妙だったかも。
僕のスマホの用途で一番多いのは、写真や動画を撮影することなので、その点ではiPhoneやGalaxy、Pixelの方が希望に沿うスマホだったのかもしれないです。
当記事では不満点を多く書いてきましたが、OnePlus7Tの魅力は価格帯です。5万5000円~6万円でこのクオリティなら素晴らしいスマホだと思います。
ちなみに、OnePlus8の噂がガジェット系メディアで多数リークされています。
Snapdragon865搭載、5G対応、リフレッシュレート120Hzなどなど、パワーアップするそうなので、そちらも要注目です。
追記
実は返品しました。
詳しくは「OnePlus7Tを返品した話。」をご覧ください。
記事中の情報
OnePlus公式サイト→こちら
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