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沖縄県営鉄道那覇駅転車台の解説会(軽便/ケービン鉄道)

2019年6月15日10時30分から、カフーナ旭橋交通広場にて沖縄県営鉄道那覇駅転車台遺構の解説会が行われました。
参加者は約20名ほど。那覇市市民文化部文化財課の職員がパネルや模型を使い、解説してくれました。

軽便鉄道那覇駅の転車台は移設保存へ。与那原線の遺構も併せて紹介。
カフーナ旭橋建設工事中に発見された軽便鉄道時代の転車台は移設され保存されます。それに併せ、軽便鉄道与那原線の遺構を紹介します。
軽便鉄道那覇駅の転車台に関する続報
軽便鉄道時代に那覇駅に設置されていた転車台が移設され整備中です。2019年5月18日時点では保護カバーが撤去され目視で確認できるようになりました。
軽便鉄道那覇駅の転車台が公開
2019年6月1日、沖縄県営鉄道那覇駅に設置されていた転車台の遺構が一般公開されました。併せて6分の1模型や写真なども設置されました。

当ブログでは、これまでに転車台遺構について 3つの記事を更新しました。併せて御覧ください。

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移設作業

出典:解説会のパネルより

上の写真は、発掘された転車台をダイヤモンドカッターを使い、半分に切断している様子です。
仮保管場所は、沖縄都市モノレール株式会社の車両基地内だったらしい。

出典:解説会のパネルより

上の写真は、遺構保護のために発泡ウレタンを吹き付け、仮保管場所へ移す作業をしている様子です。

転車台が発見された場所は、上の写真のヒンプン辺り(矢印辺り)。
旭橋A街区再開発の際、文化財課は発掘調査を行いましたが、その時は県営鉄道関連の遺構は発見できなかったらしい。
なぜかというと、転車台が発見された場所は歩道として使用していた為、発掘調査を行わなかったとか。
しかし、工事中に偶然発見され、文化財課に「レンガ造りのなにかが出てきた」と連絡が入り、当遺構の発掘と移設保存に繋がっていったのです。気づいてよかったですね。
ちなみに移設費用は計6000万円。約3年半もの時間を要しました。

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転車台の用途

県内で転車台が設置されていたのは那覇駅のみで、正確な用途は不明らしい。
有力な説として、車両を車庫に収納するときに使っていたと考えられ、月に1回程度の使用頻度だった可能性があるとのこと。

また、各線の終点に着いた鉄道が、どのように那覇まで帰ってきていたのか?
復路についても正確なことは不明らしく、当時の映像や証言などから推考するに、バック走行で那覇まで帰ってきていたかもしれないとのことです。
別の説としては、デルタ線説もあるそうですが、詳しくは不明らしい。

文化財価値は?

文化財課の職員に「市指定文化財に登録されていますか?もしくは今後、指定される予定はありますか?」と質問してみました。答えとしては「今のところは何も決まっていない」とのこと。
貴重な遺構なので、市指定文化財への登録も視野に入れて、保存してほしいですね。

記事中の情報

2019/05/11更新:軽便鉄道那覇駅の転車台は移設保存へ。与那原線の遺構も併せて紹介。
2019/05/18更新:軽便鉄道那覇駅の転車台に関する続報
2019/06/01更新:軽便鉄道那覇駅の転車台が公開
那覇市市民文化部文化財課解説会について→こちら

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この記事を書いた人
まぁびぃ

ハンドルネーム:まぁびぃ。
1995年1月30日、沖縄県那覇市出身。
2007年から2017年までは、Amebaでブログ運営をしていました。
現在は、WordPressで運営しています。
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