スポンサーリンク

国指定重要文化財 那覇市壺屋の「新垣家住宅」が一般公開。

国指定重要文化財「新垣家住宅」が、修復工事を終え一般公開されました。
新垣家住宅は、那覇市壺屋に所在する陶工の住宅で、明治末期には現在の屋敷構えになったとされています。
全長約23mにもなる登窯「東ヌ窯(アガリヌカム)」を有しており、伝統的な壺屋陶工の住宅形式を知る上で唯一残された貴重な建造物です。

スポンサーリンク

写真集

↑戦禍を免れた

↑チブル(頭)シーサー

↑蹴轆轤(けろくろ)

↑三連のフール

↑登窯「東ヌ窯」

↑2009年に倒壊した東ヌ窯は綺麗に修復された

↑かわいいシーサー

スポンサーリンク

登窯「東ヌ窯」

1682年、首里王府は本島内3箇所(湧田・知花・宝口)にあった釜場を壺屋に統合しました。新垣家はその頃に読谷から移住してきたとされています。
壺屋には7箇所の御拝領窯(公事窯・官窯)が造られ、東ヌ窯もその一つとされています。
人間国宝金城次郎氏なども東ヌ窯を使用していましたが、1974年5月、周辺住民からの黒煙被害を元に操業を停止、2009年には老朽化と大雨により倒壊してしまいました。
国、県、那覇市が予算を出し合って2015年に修復を完了、一般公開に向けた整備もこのほど終わり、2021年4月からは正式にオープンするそうです。

東ヌ窯は9袋の焼成室を有していますが、1〜4袋を実際に火入れ可能な窯として復元し、崩壊を免れた5〜9袋は文化財として保存されるそうです。
壺屋陶器事業協同組合は、再び東ヌ窯を操業したいと考えているそうですが、黒煙を抑える装置の導入ができず、火入れは当分ないそうです。

注意

一般公開される区域は資料室やフール、東ヌ窯周辺のみです。母屋は現在も住宅として使用しているので立ち入りや撮影は禁止となっています。見学の際はご注意を。

毎週、金、土、日曜日の午後1時〜5時に観覧可能。料金は無料です。

記事中の情報

新垣家住宅|那覇市観光資源データベース→こちら
壺屋の歴史→こちら
キーワード:アガリヌガマ,壺屋焼,古民家,那覇の観光地,東の窯

住所:沖縄県那覇市壺屋1丁目28−32

スポンサーリンク
誤字脱字の指摘はこちらまで
スポンサーリンク
レポート動画歴史・文化
記事をシェアする
PayPayや銀行振込でサポートする
投げ銭をする
この記事を書いた人
まぁびぃ

ハンドルネーム:まぁびぃ。
1995年1月30日、沖縄県那覇市出身。
2007年から2017年までは、Amebaでブログ運営をしていました。
現在は、WordPressで運営しています。
詳しいプロフィールはこちら

購読する

コメント

タイトルとURLをコピーしました