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真和志線街路事業について那覇市にメールを送った。

真和志線街路事業について那覇市は周辺住民に対し説明不足だ
地域幹線道路「真和志線」の繁多川松川線は、平均幅員が7mと歩道もない狭隘な道路です。周辺には小学校や高校もあり大変危険な状態なのですが、街路事業の進捗が芳しくありません。 それどころか、立ち退きを強いられる周辺住民に対しても那覇市は説明不足...
真和志線街路事業は今後も停滞気味?
真和志線街路事業について、那覇市道路建設課に問い合わせてみました。どうやら数年は動きがなく、事業期間は再延長される可能性があるそうです。

当ブログでは「真和志線街路事業」について、数々の記事を公開してきました。
まだご覧になっていない方は、過去記事からご覧ください。

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メール問合

昨年、那覇市役所へ出向き、真和志線街路事業について担当者から話を聞きました。
しかし、返答は曖昧なものばかりだった上、詰問気味になってしまうのも申し訳ないなと思い、すんなりと引き下がったのですが、文字に起こして詳しく聞いてみるべく「インターネット相談窓口」から苦情要望を投げてみました。

以下、メールの内容です。

私は真和志線街路事業地周辺で生活しており、祖母宅が同事業で立ち退きを予定しています。
一市民として、那覇市のまちづくりにおける道路事業には賛成する立場ですが、正直、行政側の市民に対する説明不足が甚だしいと言わざるを得ません。

1,約2年前、平成29年10月11日付「真和志線街路事業について」という手紙が、祖母宅に送られてきました。手紙の内容としては、事業期間が平成34年度(令和4年度)まで延長されるという内容でした。
このことについて調べてみると、平成28年8月23日付「沖縄県告示第442号」に真和志線街路事業の期間延長が県知事により許可されたとあります。
なぜ、県知事の許可(告示)から1年以上も住民へ通達されなかったのでしょうか?あまりにも通達が遅すぎるように感じました。その理由をお教え願います。

2,ハード交付金の減額により、県内のインフラ整備に遅れが生じているという報道を耳にしました。
実際に、平成29年市議会2月定例会で建設管理部長が「平成29年度予算の事業費ベースでは、平成28年度当初予算額14億6,109万5,000円に対し、5億382万3,000円で、対前年度比9億5,727万2,000円減の34.5%となっております。その中でも真和志線は前年度比19.2%と低くなっております。」と答弁がなされていました。
真和志線街路事業の再延長もあり得ると思われますが、その際には、迅速な通達を切に願います。
そして、真和志線街路事業のロードマップを見直し、交付金減額などによる事業期間の遅れが、この先どの程度予想されるのか? 再度、住民説明会を開催し、しっかりと説明をしてほしいと願います。
当初の計画からあまりにもずれ込んでおり、周辺住民、とりわけ立ち退き当事者は不安を覚えていることと思います。
立ち退きを見据え、家の補修を後回しにしている住民もいるかもしれません。それが原因で生活に支障をきたしている場合も考えられます。(実際に祖母宅では、ポンプの修理などを躊躇しています。)
最悪の場合、補修を後回しにした結果、台風被害を被る可能性だってあると思われます。

多くの事業を抱え、その上、予算削減で対応に苦慮されていることとは承知しておりますが、真摯な住民説明などの対応は可能だと思います。
今の状況ならば、行政に対し不信感を抱き、事業に対する周辺住民のコンセンサスは崩壊しかねません。

厳しい意見を並べましたが、ご検討お願いします。

2020/01/03送信

後日、那覇市から返答のメールが届きました。
原文のまま転載します。

【回答本文】
 日頃から本市道路行政へのご高配賜り厚く御礼申し上げます。
1月3日付、真和志線街路事業の整備に関するご質問につきまして、下記のとおり回答させて頂きます。

 まず、1にてご質問頂いております、平成29年10月11日付「真和志線街路事業について」という手紙が、平成28年8月23日付「沖縄県告示第442号」の告示より1年以上も住民へ通達されなかった理由でございますが、街路事業の期間延長等が県知事により許可された場合、すみやかに、市民等に対して公告・縦覧しなければなりません。そのため、平成28年8月30日より縦覧を行い、平成28年9月15日に「那覇市公報第1676号」にて公告を行っております。しかしながら、公告については、本市ホームページ及び掲示板への掲載となることから、関係者への周知不足であると考え、文書を発送した次第でございます。文書の発送が1年以上も遅くなり、住民の皆様に対して、誤解を招く結果となってしまい、心よりお詫び申し上げます。今後は市民の皆様が道路行政に対し、疑念を抱かないよう、丁寧な対応をして参ります。

次に2にて述べられております、この先どの程度事業の遅れが予想されるのか、再度、住民説明会を開催し、しっかり説明してほしいとのご意見についてですが、昨今、住民説明会などの必要性については、重要視されており、事業期間の延長は、立ち退きの対象となられている関係者の方々にとっては、非常に重要な情報であることを認識しております。そのため、しっかりとした事業スケジュールや補償時期などお示しできる情報がありましたら、住民説明会を開催し、お伝えしたいと考えております。その一方で、令和元年9月27日に開催した、真和志線沿道用途地域変更の住民説明会の場でもご説明したとおり、交付金の性質上、今後、どの程度本市へ配分されるか不透明であることから、皆様方への正確な補償時期等をお示しできない状況であります。今後の住民説明会の開催につきましては、事業スケジュール等について状況をみながら、実施時期を検討して行きたいと考えております。

今後とも、那覇市道路行政へのご理解、ご協力の程、よろしくお願い致します。

※当メールの送信アドレスは送信専用になっております。
等メールアドレスに返信されてもご相談等にお応えできません。
再度の相談等がありましたら、回答内容に記載されている担当課に直接連絡をお願いいたします。

【担当課】
市長部局都市みらい部道路建設課(※電話番号は省略します)

2020/01/15返信

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まとめ

出典:那覇市公報第1676号

県知事の事業期間延長許可後、那覇市も速やかに市公報で公告を行っていました。
これは僕も確認不足でした。

しかし、少しイチャモンをつけるようですが、市公報を随時確認するのは厳しいですよね。
やはり、立ち退き当事者には、即時に通知してほしかった。1年以上後の通知は遅すぎますよ….。

立ち退き当事者として、このままの状況が続くのは辛抱ならないのでメールを送りましたが、この苦情要望で、市側の説明姿勢に変化が見られることを切に願います。

お忙しい中、回答ありがとうございました。

記事中の情報

那覇市役所道路建設課「真和志線」→こちら
2019/04/13更新:真和志線街路事業について那覇市は周辺住民に対し説明不足だ
2019/09/28更新:真和志線街路事業は今後も停滞気味?

キーワード:真和志線,市道繁多川松川線,神原識名線,那覇市広域都市計画,松川小学校,沖縄工業,道路拡張,3・4・那88号真和志線

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レポート行政
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この記事を書いた人
まぁびぃ

ハンドルネーム:まぁびぃ。
1995年1月30日、沖縄県那覇市出身。
2007年から2017年までは、Amebaでブログ運営をしていました。
現在は、WordPressで運営しています。
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