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那覇市長選2022-LRT(次世代型路面電車)に関する政策は?知念覚氏・翁長雄治氏。

城間幹子那覇市長の任期満了に伴う「第23回那覇市長選挙」。
引退を表明している城間氏は不出馬で、自公勢力が推す知念覚氏とオール沖縄勢力が推す翁長雄治氏の一騎討ちになると見られています。
城間市政の元で副市長を務めた知念氏、翁長雄志前知事の次男で市議時代には市政与党として城間市政を支えた翁長氏、両候補者ともに城間市長とは強い関わりがあります。

引退表明後の城間幹子那覇市長は後継候補者について態度を明らかにせず、その動向が注目されていました。
そして2022年10月12日報道によると城間幹子那覇市長は知念覚氏の支持する意向とのことです。
沖縄の政治に大きな動きがあると思われ、注目の選挙となるでしょう。

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予定候補者のLRT政策は?

当ブログではこれまでに、翁長雄志市政、城間幹子市政が真和志地域に計画をしている「次世代型路面電車(LRT)」について4つの記事を公開してきました。

那覇に次世代型路面電車?地域公共交通網形成計画(骨子案)に関する市民説明会
那覇市地域公共交通網形成計画(骨子案)に関する市民説明会に参加してきました。 那覇市は次世代型路面電車(LRT)を計画していますが、その内容は一体どういうものなのでしょうか?
https://rorisi.com/2019/12/30/naha-lrt-minutes/
那覇LRT素案に対する僕なりの見解
これまでに当ブログで公開してきた那覇地域公共交通網形成計画(骨子案)やLRT素案について、僕なりの見解を書きました。
那覇市地域公共交通網形成計画(骨子案)に係る市民意見募集結果
那覇市が、LRT(路面電車)などが含まれている地域公共交通網形成計画(骨子案)に係る市民意見募集の結果を公開しました。

さて、今回の那覇市長選の予定候補者は公共交通、とりわけLRTについてどのような政策を掲げているのでしょうか??

◆知念覚氏

投函されていたビラによると「真和志地区に最新の路面電車(LRT)や地域バス・タクシー等 無料・割引の公共交通導入を推進します!」と記載されています。

任期中に着手するとした中長期重点政策には、那覇港湾施設(軍港)の跡地利用計画の策定、次世代型路面電車(LRT)導入、地域包括ケアシステムの構築など五つを挙げた。

引用:沖縄タイムス「経済や子育て支援重視 那覇市長選へ知念氏が政策発表」

LRT導入を強く掲げていることがわかります。

◆翁長雄治氏

投函されていたビラによると「LRTなど次世代型公共交通網の構築」と記載されています。

経済振興策としてはスタートアップ事業の創業支援や中小零細企業で課題となっている事業承継の後押し、交通渋滞解消に向けたバス利用の向上、LRTなど次世代型新公共交通網の推進を列挙した。

引用:HUB沖縄「【那覇市長選】「子育て支援全国一の那覇市モデル」を強調 翁長氏が政策発表」

LRT導入について前向きであることがわかります。

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市議会での発言は?

那覇市議会において、両予定候補者は過去にLRTについて発言をしていたのか調べてみました。
会議録検索で「LRT」「路面電車」「公共交通」の3単語でOR検索してみました。

◆知念覚氏

都市に対する交通問題については、車の流入規制とか、車自体の数の規制とか、そういうところで解決視点を見出していると。ただ、これについては限界がありますので、当然その代替として公共交通を利用する、そこに力を注いているというような流れがあります。
(中略)
また、10月に行われた南部市町村会の会議では、国の総合事務局の菊池次長のほうから、これはもう憂慮すべき問題ですよと、早目に解決しましょうやというような大きな投げかけもございました。いわゆる、これは公共交通の利用促進に特化すべきだということなんです。

2017年12月定例会(12月8日)
※なはーと建設に関する質疑において

「LRT」「路面電車」を含む発言は見つけることはできませんでした。

◆翁長雄治氏

那覇市の中でいろいろ市民会館等々でも公共交通を使いましょうというのが、那覇市の公共交通は本当に重要な局面に、交通体系がきています。

2018年3月8日建設常任委員会
※緑化センター・公園の駐車場に関する質疑において

「LRT」「路面電車」を含む発言は見つけることはできませんでした。

課題だらけ

当ブログの過去記事でも触れていますが、那覇市が策定したLRTのルート素案は3つあります。
約4.8km~約6.6kmの区間で、事業費は約322億円~約529億円と試算されています。1kmあたり約63億円~約80億円です。
参考に、ゆいレール延伸区間は約4.1kmで約350億円。1kmあたり約85億円です。

●これだけの予算をどうするのか?もちろん国からの補助が必要でしょう。ゆいレールを参考に補助率が8〜9割だったとして、残り1〜2割はどこから捻出するのか?
●十〜数十年単位の事業となると思うが、その間、公共交通不便地域はどうするのか?
●市議録を振り返ると、「真和志地域」と「LRT」を絡めた発言で一番古いものが2008年12月9日の都市計画部長の発言です。それから約14年が経ちました。そろそろスケジュールを示してほしい。

選挙の時だけ声高に叫ばれる「次世代型路面電車導入」。
一体これで何度目なんだ。

記事中の情報

知念覚HP→こちら
翁長雄治HP→こちら
2019/12/30更新:那覇市LRTに関する市議会会議録をまとめてみる。
2019/12/28更新:那覇に次世代型路面電車?地域公共交通網形成計画(骨子案)に関する市民説明会
2019/12/31:那覇LRT素案に対する僕なりの見解
2020/02/15:那覇市地域公共交通網形成計画(骨子案)に係る市民意見募集結果
キーワード:チネンサトル,オナガタケハル,知念サトル,翁長タケハル,那覇に電車,マニフェスト

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この記事を書いた人
まぁびぃ

ハンドルネーム:まぁびぃ。
1995年1月30日、沖縄県那覇市出身。
2007年から2017年までは、Amebaでブログ運営をしていました。
現在は、WordPressで運営しています。
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